メタディスクリプション(meta description)は、ページの内容を簡潔に紹介する120文字程度のテキストです。
検索エンジンの結果ページ(SERPs)でスニペットとして表示されることもあり、ユーザーのクリック率(CTR)に影響を与えると考えられます。 この記事では、メタディスクリプションの意味と役割、そして効果的な書き方について紹介します。
目次
メタディスクリプション(meta description)とは?
メタディスクリプション(meta description)とは、HTMLのmetaタグ内に記述される短い説明文です。この説明文はページの要約であり、主に検索エンジンの結果ページ(SERPs)にスニペットとして表示されます。
ただし、メタディスクリプションを設定していない場合や、より分かりやすい説明があると検索エンジンが判断した場合は、ページ本文からスニペットが抽出されることもあります。
Google では、ページ上のコンテンツのみから取得できる情報よりもページの概要をユーザーに正確に説明できると判断した場合、ページのmetaタグを使用して、検索結果のスニペットを生成することがあります。一般的に、メタ ディスクリプション タグは特定のページの内容を簡潔かつ適切に要約したもので、ユーザーの関心を惹くものです。つまり、そのページがまさに自分が探していたものだとユーザーに思わせるような一種の宣伝コピーです。メタ ディスクリプションの長さに制限はありません。ただし Google の検索結果では、スニペットは必要に応じて切り詰められます(デバイスの幅に合わせる場合など)。
(出展:Google検索セントラル>ドキュメント「質の高いメタ ディスクリプションを作成するためのおすすめの方法」)
SEOにおけるメタディスクリプションの役割
メタディスクリプションの役割は、ユーザーにページの概要を伝えることです。Googleは以下のように言及しています。
Google はなぜメタディスクリプションを重視するのでしょうか?
スニペットにはウェブの結果を正確に表す必要があります。ページのメタ ディスクリプション (利用可能な場合) を表示することをよく選択します。これは、ユーザーに URL の内容を明確に示すためです。これにより、ユーザーはより早く適切な結果に誘導され、訪問者を苛立たせてウェブ トラフィック メトリックを膨らませるクリック アンド バック トラックの行動が減ります。長いキーワードの文字列で構成されたメタ ディスクリプションではこの目的を達成できず、通常の非メタ ディスクリプション スニペットの代わりに表示される可能性は低くなります。また、正確なメタ ディスクリプションはクリックスルー率を向上させる可能性がありますが、検索結果内のランキングには影響しません。
(出展:Google検索セントラルブログ 2007年9月28日金曜日)
つまりユーザーが検索した際、SERPsに表示された短い説明文を読むことで、ページの内容を把握しやすくするためにメタディスクリプションを設定するのです。
そのため、魅力的で分かりやすいメタディスクリプションを設定することは、クリック率(CTR)にも影響を与える可能性があります。
メタディスクリプションが検索結果の順位に直接影響することはありませんが、ユーザーのクリックを誘導することで、結果としてウェブサイトのトラフィックを増加させることにつながるでしょう。
メタディスクリプションの書き方
ここでは、メタディスクリプションを作成するコツと注意点を紹介します。
(1)ユーザーにとってのベネフィットを提示する
前述のとおり、メタディスクリプションの目的は「ユーザーにページの概要を分かりやすく伝えること」です。そのため、誰に向けたページであるのかターゲットを明確にし、そのターゲットが検索結果からクリックしたくなるようなベネフィットを提示しましょう。
そのページで得られる情報を盛り込んだり、他社との差別化ができる文言を意識したりすることで、CTRを高められるかもしれません。
(2)適切な文字数を意識する
メタディスクリプションは、60〜120文字程度に収めるのが理想的です。これは、SERPsに表示される文字数に制限があるため。
特にスマホでは表示領域が狭いため、60文字程度が目安となります。あまり長すぎるディスクリプションは途中で表示されなくなってしまい、ユーザーに正確な情報が伝わりません。逆に、短すぎる場合も魅力を十分に伝えきれない可能性があります。
ページの概要を分かりやすく伝えられるよう、適切な文章量を心掛けてみましょう。
(3)SEOキーワードを適度に盛り込む
メタディスクリプションには、適切な共起語やサジェストキーワードを盛り込むことも意識してみましょう。ユーザーの関心事によりフィットした文章となるはずです。
しかし、過剰にキーワードを詰め込みすぎるのは逆効果。文章の意味が分かりづらくなったり、ページの概要が不明瞭になったりするのは本末転倒です。また、多くのキーワードを盛り込めばSEO評価が高まるということでもありません。
自然な文章の中で、適度なキーワードの使用を心掛けてみてください。
メタディスクリプションの設定方法
メタディスクリプションの設定について、CMSで設定する方法と、直接HTMLで設定する方法を紹介します。
CMSで設定する場合
WordPressなどのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を導入している場合は、メタディスクリプションの設定が簡単に行えます。
「All in one seopack」や「Yoast SEO」などのプラグインをインストールし、各ページの編集画面でメタディスクリプションを入力するだけです。
HTMLで記述する場合
HTMLでメタディスクリプションを設定するには、ページの<head>タグ内に記載します。具体的な記述は以下のとおりです。
<meta name="description" content="ここにページの概要を記述します">
魅力的なメタディスクリプションを設定しよう
メタディスクリプションは、検索エンジン結果ページ(SERPs)において第一印象を左右する重要な要素。魅力的なメタディスクリプションを設定することで、ユーザーの興味を引き付けCTRを向上させることができるでしょう。
AIを活用したSEO記事制作ツール「ツクレルSEO」では、見出し作成や本文生成の他、メタディスクリプションの生成も可能。キーワードや共起語を用いて、AIが適切な文章を提案してくれます。
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(ツクレルSEO編集部)
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