リード文とは、記事やブログの冒頭にある文章のこと。SEO対策として重要視している方も多いでしょう。
とはいえ、具体的に何を書けば良いのか、どんなことを意識すれば良いのか、悩んでしまう方も少なくないはず。
この記事では、リード文の役割と重要性、SEOにおける効果的な書き方・コツ、さまざまな記事で応用できるテンプレートなどを紹介します。
目次
リード文とは
リード文とは、記事やコンテンツの冒頭に配置される文章のこと。本文に入る前に、ユーザーに対してページの概要を伝える役割を持っており、記事全体の印象やクオリティを左右する重要な一部分だといえます。
例文として、「自分でできるSEO対策9ステップ！具体的な施策と手順を初心者向けに紹介」のリード文を挙げます。
自分でSEO対策を始めたいけれど、どこから手を付けていいか分からないという方は少なくありません。専門知識がない初心者にとって、SEOを意識した記事づくりがとても高いハードルに感じている人もいるでしょう。
しかし、SEOにおいてどんな記事が評価されやすいかを正しく理解すれば、決して難しいことではありません。この記事では、初心者でも実践できるSEO対策の基本をステップごとに紹介します。
また、SEO対策としてやってはいけないこととおすすめのツールもあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、リード文とメタディスクリプションは混同されがちですが、異なるものです。
メタディスクリプション（meta description）とは、ページの概要を示す短い説明文であり、HTMLのmetaタグ内に記述されます。検索エンジンの結果ページ（SERPs）にスニペットとして表示されることが多いものです。
ただし、メタディスクリプションが設定されていない場合や、より分かりやすい説明があると検索エンジンに判断された場合は、リード文または本文からスニペットが抽出されることもあります。
つまり、リード文とはページ内の冒頭で概要を伝えユーザーを惹きつける文章のこと、メタディスクリプションとはHTMLのmetaタグ内でページの概要を伝える文章のこと、という違いがあります。
リード文の役割と重要性
リード文は、ページの冒頭で内容を要約するだけでなく、ユーザビリティやSEOにおいて重要は役割を担っています。
ここでは、リード文の役割と重要性について深堀りしていきましょう。
（1）ユーザーの関心を惹き離脱を防ぐ
リード文の基本的な役割は、ユーザーにページの内容を分かりやすく伝えるということです。
インターネット上には膨大な情報があふれているため、ユーザーはページの冒頭を見て「この先も読み進める価値のある内容かどうか」を判断します。
だからこそ、リード文でページの要点をまとめておき、どんな価値を提供できるかアピールする必要があるのです。
さらに、ユーザーが自分ごと化できるような文章を入れておくと、離脱を防ぐことにもつながります。
（2）クローラーにページの内容を伝える
リード文は、検索エンジンのクローラーに対して、ページの概要を伝える役割も持っています。
クローラーとは、インターネット上を探索してウェブページの情報収集をするプログラムのこと。クローラーに発見（クロール）され、膨大なデータベースに保存（インデックス）されることが、検索結果に表示されるための第一歩です。
クローラーは、基本的にページの上部から情報収集をしていきます。そのため、リード文でページの要約をしておくと、クローラーはそのページが何について言及しているのか効率的に理解できるのです。
クローラーが効率的に情報収集できる状態にしておくこと（クローラビリティの向上）は、SEO対策として有効だといえます。
リード文の書き方とコツ
ここからは、より効果的なリード文を書くためのコツをいくつか紹介します。
（1）ターゲットユーザーを明確にする
リード文を書く際、最初のステップはターゲットユーザーを明確にすることです。
これによって、誰に向けて・どんなアプローチで文章を書けば良いのかが定まります。
（2）ページで得られる情報やメリットを簡潔に伝える
リード文では、そのページで何が得られるのかを端的に伝えましょう。その際（1）で紹介した「ターゲットユーザーの明確化」が活きてきます。
特定のクエリでこのページにたどり着いたユーザーは、どんな情報を求めているでしょうか？ ユーザーはどんな価値が得られると分かれば読み進めてくれるか、想像してその要素をリード文に盛り込みます。
いかにユーザーの興味を惹くことができるかがポイントです。
（3）著者や監修者の情報を盛り込む
そのページの著者や監修者情報を盛り込むと、ユーザーに信頼感を与えることができるでしょう。
ユーザーは情報の信憑性を判断する際、「誰がその情報を提供しているのか」に注目します。例えば、YMYL（Your Money or Your Life）といわれるお金や健康に関する分野であれば、ファイナンシャルプランナーや医師などの専門家が執筆・監修したものだとより信頼度は上がるはず。
「情報が信頼できるものであり、自分の問題解決に役立つ」＝「このページを読み進めたい」と感じやすくなるでしょう。
（4）共起語やサジェストキーワードを入れる
前項で紹介したように、検索エンジンのクローラーはページ上部から情報収集していきます。そのため、SEO対策としてリード文にキーワードや共起語、サジェストを入れることも意識したいところ。
これによって、ページの主題が検索エンジンに伝わりやすくなります。
ただし、無暗にキーワードを詰め込めば良いというわけではありません。そのせいで文章として不自然になってしまうなら、本末転倒です。
ユーザーにとって分かりやすい文章を心掛け、その中で自然にキーワードを盛り込めると良いでしょう。
リード文のテンプレート
リード文を書く際の基本的なテンプレートを紹介します。コンテンツのテーマやターゲットユーザーに合わせて、適宜調整してみてくださいね。
[テーマ]について[ユーザーの悩みや関心]と感じる方もいるのではないでしょうか？ または、[ユーザーの悩みや関心]について知りたい方も少なくないはず。
この記事では、[具体的なメリットや情報]について、[著者や監修者情報]が分かりやすく紹介します。
リード文でユーザーの心を惹きつけよう！
リード文は、ユーザーやクローラーに対してページの概要を伝える重要な役割を担っています。そのページの「顔」ともいえるでしょう。
そのため、「ユーザー自分ごと化できるような共感性」や「このページで得られる価値」などを魅力的かつ簡潔にまとめることが重要です。
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（ツクレルSEO編集部）
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