検索してもサイトがでてこないのはなぜ?原因と対策を詳しく解説

いくら検索してもウェブサイトが表示されないと不安になりますよね。この問題を抱えるウェブサイトオーナーやデジタルマーケティングの担当者は多いでしょう。ですが、そこには「検索エンジンにサイトがインデックスされていない」「サイトのSEO対策が不十分」など必ず理由があります。

この記事では、そんな悩みを解決すべく、検索してもサイトがでてこない原因と改善策を紹介します。

サイトが検索結果に表示されない理由

サイトが検索結果に表示されない理由は複数あります。ここでは主なものをいくつか解説します。

理由1:検索エンジンに認識されていない

ウェブサイトが検索結果に表示されない大きな理由の一つに、検索エンジンに認識されていないことが挙げられます。公開したばかりのサイトや記事であれば、まだクローラーが訪れていない可能性がありますが、クローラーの訪問があったとしても各ページの内容を検索エンジンが正確に把握できていない場合には認識されません。

公開してからしばらく経っているのに認識されない場合には、ページ設定やコンテンツの質に問題があるかもしれません。

理由2:サイトの順位が低くて見つからない

サイトの検索順位が低い場合に、実際に表示されていても表示されていないように見えることがあります。

検索エンジンのページ結果は無数に存在し、上位に表示されるのは限られたウェブページのみです。サイトの順位は、コンテンツの質や量、リンクの数、ページの読み込み速度などさまざまなSEO要素によって決まります。

理由3:ペナルティの対象となっている

検索エンジンのガイドラインに違反すると罰則として、手動ペナルティ、もしくは自動ペナルティが課せられます。

手動ペナルティ

Googleの担当者によるサイトの確認結果に基づき適用され、Google Search Console「セキュリティと手動による対策」に通知が表示されます。不自然なリンクを設置していないか、価値の低いコンテンツを生成していないか確認しましょう。

自動ペナルティ

Googleの検索アルゴリズムによって自動で判定されます。手動ペナルティのように通知が表示されないため、はっきりと判別できませんが、検索順位などの大幅下落により、ある程度推測できます。過剰にキーワードを詰め込んでいないか、不自然なリンクを構築していないかなど確認しましょう。

理由4:検索結果に表示されない設定になっている

サイトやページが意図的に検索エンジンに表示されない設定になっている可能性があります。この問題は主に「noindex」タグや「robots.txt」ファイルの設定に起因します。

まず、「noindex」タグがサイト内の特定のページ、または全ページに追加されている場合、そのページは検索エンジンのインデックスには登録されません。このタグが無意識に設定されているケースも多いため、確認が必要です。

次に、「robots.txt」ファイルの設定が誤っていることも要因となります。このファイルを通じて、検索エンジンのクローラーが特定のページやセクションにアクセスするのを禁止している可能性があります。

検索エンジンの仕組み

検索結果にサイトを表示させるためには、検索エンジンの仕組みを知る必要があります。

Google 検索の 3 つのステージの流れ

Google 検索には 3 つのステージがあります(すべてのページが各ステージを通るわけではありません)。

1.クロール: Google は、クローラーと呼ばれる自動プログラムを使用して、ウェブ上で見つけたページからテキスト、画像、動画をダウンロードします。

2.インデックス登録: Google は、見つけたページ上のテキスト、画像、動画ファイルを解析し、その情報を Google インデックス(大規模なデータベース)に保存します。

3.検索結果の表示: ユーザーが Google で検索すると、Google はユーザーの検索語句に関連する情報を返します。

(出展:Google検索セントラル>ドキュメント『Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について』)

Googleは、検索エンジンの仕組みを上記のように説明しています。ここでは検索エンジンの基礎となるクローリング、インデックス、ランキングについて解説します。

クロール:ページを探す

クロールとは、検索エンジンのボットがインターネット上のウェブページを自動的に巡回して、新しいコンテンツを見つけ出すプロセスです。このとき、ウェブページのリンクをたどって次々とページを訪れていきます。

インデックス:ページを登録する

インデックスとは、クロールボットが見つけたウェブページをデータベースに登録するプロセスを指します。インデックスされることで、検索クエリに対して適切なページが表示されるようになります。この登録プロセスが正常に行われなければ、サイトが検索結果に表示されない可能性が高くなります。

ランキング:ページを順位付け

最後に、ランキングのプロセスです。インデックスされたウェブページの情報を基にして、検索エンジンは様々なアルゴリズムを用いてページを評価し、適切な検索結果として表示します。

サイトを検索結果に表示させるための改善策

ここからは、サイトが検索結果に表示されない場合の具体的な対処方法について解説します。

対策1:検索エンジンに登録されているか確認

まずは、自分のウェブサイトが検索エンジンに登録されているかどうかを確認する必要があります。主に、検索エンジンで検索する方法と、Google Search Consoleを利用する方法があります。

「site:サイトURL」で検索

検索エンジンに「site:サイトURL」を入力して検索すると、そのURLが検索結果に表示されているかを確認できます。インデックスされていればサイトが表示されます。一方で、「情報が見つかりませんでした」と表示された場合には、そのサイトは検索エンジンに登録されていない可能性が高いです。

Google Search Consoleで確認

Google Search Consoleにログインし、ツールから「URL検査」を選んでURLを入力します。登録されている場合には、「URLはGoogle に登録されています」と表記されます。登録されていなければ「URLはGoogle に登録されていません」と表記されます。

登録されていない場合は、登録をリクエストする

登録されていない場合は、Google Search Consoleに登録して、インデックス登録をリクエストしてみましょう。該当ページのURLを入力し、「インデックス登録をリクエスト」ボタンを押して手動で登録依頼をすることができます。サイトに問題がなければそのうち検索結果に表示されますが、確実に検索エンジンに発見してもらうためには、早めにインデックスを促してGoogleにページがあることを知らせましょう。

XMLサイトマップの作成と送信

XMLサイトマップは、検索エンジンが自分のサイトのすべてのページを効率的にクロールするための設計図です。XMLサイトマップを作成し、検索エンジンに送信することで、サイト全体のインデックスを促進します。これにより、検索エンジンがサイトを適切にクロールできるようになり、検索結果に表示されやすくなります。

対策2:SEO対策をして検索順位を上げる

上位表示を狙うためにSEO対策は必須です。まずは、ユーザーが検索しそうなキーワードを設定できているか、ターゲットにあったサイト構成や記事内容になっているかを見直してみましょう。ユーザーの検索ニーズを満たし、役立つ情報を提供できているかが重要です。

また、内部リンクの最適化も効果的です。関連するページ同士をリンクで繋ぐことで、サイト内の回遊率が上がり、検索エンジンにとっても価値のあるサイトとして認識されやすくなります。さらに、外部リンクで質の高い他のサイトのリンクを得ることで、信頼性と権威性が向上し、検索エンジンからの評価が上がります。

対策3:ペナルティを受けないようにする

検索エンジンからペナルティを受けると、サイトが検索結果に表示されにくくなります。特に、他のサイトを流用してコピーコンテンツを大量生成する、キーワードの過剰な使用や不自然なリンク操作などのスパム行為、質の低いリンクを購入するなどの行為は避けるべきです。

また、定期的にGoogle Search Consoleを使用して、サイトの状態を確認しましょう。ペナルティの兆候が見られた場合は、迅速に対応することが重要です。Googleからの通知に応じて、問題を修正して、不正行為を一切行わないように努めることで、ペナルティのリスクを最小限に抑えることができます。

対策4:検索結果に表示されない設定を解除

時には、自分のサイトが意図せず検索結果に表示されない設定となっていることがあります。ここではその一般的な原因と解除方法について説明します。

noindexの確認と修正

「noindex」のタグは、検索エンジンに対してその特定のページをインデックスしないように指示するものです。サイト内の全ページを確認し、「noindex」タグが誤って含まれている箇所があれば削除しましょう。

robots.txtファイルの確認と修正

robots.txtファイルは、収集されたくないコンテンツをクロールされないように制御する重要なファイルです。このファイルに対する設定ミスがあると、意図せずサイトのインデックスをブロックしてしまうことがあります。

典型的なミスとして、一部のページのみクローリングを拒否する設定を、サイト全体をクローリングさせないよう設定している可能性があります。適切なディレクトリを指定しているか確認しましょう。

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