
SEOでキーワードの検索ボリュームを調べるには、どんな方法があるのでしょうか? また、キーワード選定のコツとは?
この記事では、検索ボリュームの調べ方やおすすめツール、SEOで自然流入を増やすためのキーワード選定方法などを紹介します。
目次
キーワードの「検索ボリューム」とは

キーワードの「検索ボリューム」とは、特定のキーワードが一定期間内にどれだけ検索エンジンで検索されたかを示す数値です。
例えば「SEO」の月間検索ボリュームは49,500であり、これは「SEO」というキーワードが1ヵ月間に49,500回検索されたことを意味します。つまり検索ボリュームは、SEOコンテンツの制作やリスティング広告の戦略設計において非常に重要なデータだといえるでしょう。
もし、検索ボリュームの大きいキーワードで検索上位を獲得できれば、それだけサイトへの流入を見込める可能性が高まるということになります。
検索ボリュームの調べ方・おすすめツール

検索ボリュームを調べることは、SEOの適切な戦略設計をする上で欠かせません。ここでは、キーワードの検索ボリュームを調べる方法とおすすめツールを紹介します。
(1)Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Googleが提供するツール。特定キーワードの月間検索ボリュームを調べることができます。その他、3ヵ月の推移や前年比の推移、競合性などもチェックすることが可能です。
ただし、Google広告の機能の一部であるため、広告出稿をしていないと詳細数値を確認することができません。SEO対策とリスティング出稿を合わせて管理したい人におすすめです。
(2)Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefs(エイチレフス)は、検索キーワードのボリュームを調査できるだけでなく、ドメインパワーや被リンクの調査、競合サイトの分析データなどもチェックできるツールです。
多岐に渡るデータ収集ができる分、それらを正しく分析して施策に落とし込むにはある程度の知識が必要でしょう。そのため、Ahrefsは中級者~上級者向けのツールといえるかもしれません。
(3)ラッコキーワード
ラッコキーワードは、無料で利用できるキーワードリサーチツール。キーワードの月間検索数はもちろん、共起語や関連キーワードも知ることができます。
さらに、競合サイトの分析も可能。獲得キーワード調査や見出し抽出が行えるので、キーワード選定やコンテンツ制作の参考になるでしょう。
対策キーワードの検索ボリュームは大きい方がいいの?

SEOの対策キーワードを選定するにあたって、検索ボリュームの大きさは重要な指標となるでしょう。
しかし、必ずしも検索ボリュームの大きいキーワードを選ぶのが最適解というわけではありません。サイトの成長段階やユーザーニーズとの親和性に応じて、適切なキーワードを選定することが成功の鍵といえます。
例えばサイトの立ち上げ初期は、まず検索ボリュームの小さいキーワードから狙っていくとよいかもしれません。これらは「スモールワード」や「ロングテールキーワード」と呼ばれます。競合度が低く、かつユーザーニーズが明確であるため、比較的上位を狙える可能性が高いといえるでしょう。
スモールワードで徐々に順位が取れてきたら、検索ボリュームが数千あるような「ミドルワード」に挑戦します。ミドルワードは適度な競合度であり、流入が取れればユーザー層の広がりも期待できるでしょう。
サイト全体でトピックの網羅性が高まってきたら「ビッグキーワード」も狙ってみましょう。検索ボリュームが大きい分、競合度も非常に高いキーワードです。また、ユーザーニーズも多岐にわたる可能性があり、上位獲得の難易度は高めだといえます。そのため、単体記事だけでなくトピッククラスターをつくって戦略的に扱うとよいでしょう。
このように、サイトの目的や成長段階、ユーザーニーズとの親和性などを鑑みて、キーワード選定することが重要です。
キーワード選定の効果的な方法

適切なキーワード選定は、ウェブサイトのトラフィックを増やすために必要不可欠です。ここでは、具体的な2つの方法を紹介します。
(1)サイトの目的・ターゲットユーザーから探す
キーワード選定の第一歩は、自社サイトの目的とターゲットを明確にすることです。
例えばeコマースのサイトなら、最終目的は商品のコンバージョンでしょう。そのため、まずはどんなユーザーに自社商品を購入してほしいかターゲットを定めます。そこから、その人だったらどんなクエリで検索するだろうと推測して、ユーザーが求める情報にマッチするようなキーワードを選ぶのです。
この方法でキーワードを探す場合、ターゲットユーザーの顕在ニーズ・潜在ニーズを深堀りし、どんな情報を求めているのか徹底的にリサーチすることが大切です。
(2)競合他社の獲得キーワードから探す
競合他社の獲得キーワードを分析することで、自社サイトに最適なキーワードを見つけることもできます。その際も、まずは自社サイトの目的を明確にし、適切に競合サイトを洗い出すことが重要です。
競合サイトが洗い出せたら、Ahrefsやラッコキーワードなどのキーワード分析ツールを使用して、競合サイトで検索上位を獲得できているキーワードを特定します。そして、そのキーワードが自社サイトのターゲットに適しているかを評価します。
(1)で紹介した方法と掛け合わせて、競合サイトがまだ対策していないキーワードを発掘することもできるでしょう。そうすることで、自社サイトの独自性を強調することができるはずです。
検索ボリューム×ニーズから適切なキーワード選定を!

キーワードの検索ボリュームは、SEO対策をはじめとするデジタルマーケティング全般において非常に重要な指標です。これによって、ユーザーの関心事が分かるだけでなく、施策で得られる効果の予測にも役立つでしょう。
とはいえ、SEOにおいて適切なキーワード選定をするには、検索ボリュームの大小だけでなくユーザーニーズまで深堀りすることが重要です。
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(ツクレルSEO編集部)